まだ道は残されている

転職回数が多くなればなるほど、一般的には不利になるとされています。
人は過去に戻ってやり直すことはできませんから、積み上がってしまった転職回数はどうすることもできません。
増えすぎた回数のせいで、いくら転職活動を頑張ってみても正社員として登用をしてもらえないという人がいます。
そうした人たちは、正社員になることを諦めなければならないのでしょうか。
この点については、狙う業界を変更するだけでも解決は可能だとアドバイスできます。
日本には、転職回数にはこだわらないという業界もあるので安心しましょう。
具体的に言えば介護業界ですが、ここなら過去に何度転職をしてきた人でも問題なく採用はしてもらえます。
最初は非正規雇用から始める必要があるかもしれませんが、経験を積んで介護福祉士の国家資格を取れば、正社員登用も十分にしてもらえるはずです。
介護業界にはすでに何度も転職を失敗してきたという人がいるので、たとえ回数が多くなっていてもあまり気にされることはないのです。
中には転職をした回数が十回以上だという人もいます。
このような文化が醸成されているのには理由があります。
スキル中心の業界なので、その人の経歴や実績はあまり気にされないのも理由の一つでしょう。
このあたりは、医療業界にも共通していえることです。
現在何ができるかが強く問われるわけであって、しっかりと日常業務をこなしてくれるのであれば、過去にこだわる必要性は薄いのです。